オヤツでごまかす?オヤツでつっている?私はオヤツで○○と伝えています。

こんにちは、ドッグトレーナーのalissaです。昨日の夜、花粉症の薬を飲み忘れて朝からくしゃみが止まりません…。

さてさて、今日は「犬のオヤツ」の話。

よく犬のしつけ相談を受けてお話をしているとこんな声が聞こえてきます。

  • 「オヤツでごまかしているみたい。」
  • 「オヤツでつるしかないのね〜。」
  • 「うちの子、オヤツがないと言うこと聞かないのよ。」

んー、そう思いたい気持ちはとってもよく分かるのですが、でも私はすごく違和感を覚える言葉達です。なぜなら、私が思うオヤツの意味は「オヤツで伝える」だと思っているからです。

犬目線で考えた場合、「オヤツ」というのは非常に重要な役割を持ってくれています。オヤツで「つる」、オヤツで「ごまかす」という間違った認識のままだと、なかなかしつけもトレーニングもうまくいきません。ですので、今日は私が思うオヤツの意味をお伝え出来ればなと思います。

例えば散歩の時

シュシュはこっちに行きたいよ、と主張してくる時があります。でもそっちは今工事中で危ないから別の道に私は行きたいと思っている時。「おいで〜」と言って呼ぶ。それでも来ない時はオヤツを見せてこっちに来てもらいます。

この状況を、別の人が見た場合「オヤツでつっている」と思う方もいらっしゃると思います。でも私がこのオヤツを見せる行為でシュシュに伝えたいことは、

「ごめんね、そっちには行けないからこっちに来てもらえるかな?協力してくれたらお礼にこのオヤツあげるよ。」なのです。そしてこっちに来てくれたら、「ありがとう」と言ってオヤツをあげます。

散歩中、飼い主が行く方向に着いて来ないのはわがままだ!飼い主をバカにしている!と言う人もいますが私はそうは思いません。私達が今日はこっちの道を歩きたいなと思うように、犬も「こっちを歩きたいな」という意思があるだけ。

その意思を無視して無理やり引っ張るのはコミュニケーションとしてフェアではないなと思うわけです。こちらの意思を通すのであれば、協力してくれた犬に「ありがとう。」の意味を込めてオヤツをあげることは自然なことだと思います。

怖い気持ちから吠えてしまっている場合

「吠える」という行為は原因がいくつかあります。怖いから吠える、遊びたいから吠える、攻撃するために吠える、護衛のために吠える、何か訴えたいから吠える…などなど。この中の「怖いから吠える」という吠えに対しては、私はオヤツを使います。

犬にとってはとても怖いと思っているもの。例えばガラガラ音を鳴らしながら動くスーツケースや、掃除機、外で歩いている黒づくめの人など。怖いと思う対象は犬によって違います。そんな時に、オヤツを与えることで私が伝えたいのは「これは怖いものではないんだよ、あなたを脅かす存在ではないんだよ。」とオヤツで伝えてあげます。

それを繰り返していると、その怖い物がオヤツと結びついて「怖くない、むしろ美味しいオヤツがいつももらえるいいもの!」と印象が変わってきます。

ただ重要なのは早く好きになってもらおうと無理やり近づけたりしないこと。その子のペースで慣らしていってあげてください。

高所恐怖症の人が無理やり吊橋に連れて行かれて、「大丈夫だよ!」なんて背中をぼんっと押されたりしたらどうでしょう。私だったらトラウマになりもう二度と克服出来ないと思います。そしてその背中を押した人すら嫌いになりそうです…。笑。

 

まとめ

犬のトレーニングは人が犬に一方的に何かを教えることではないと私は思っています。犬のトレーニングは人と犬の相互コミュニケーション。

  • 犬が何を訴えたいと思っているのか
  • どうやったらこちらの気持ちを伝えられるか
  • お互いの意思を尊重し合える着地点はどこなのか

私もまだまだですが、この気持ちを忘れずにもっと犬のことを知っていきたいと思います。